J-02-03 / 02 溶かして固める / 3D Printing (Additive Manufacturing) Technician

3Dプリンター技術者

デジタルの設計データをもとに 3D プリンターを操作し、金属・樹脂などの材料を一層ずつ積み重ねて、立体物の試作品や少量生産品を造形する仕事。AM 技術(付加製造・積層造形)とも呼ばれます。

Code / 図番
J-02-03
Stage / 工程
02 溶かして固める
job tag 掲載名
3Dプリンター技術者
統計の対応分類
製図工(建物・土木施設を除く)
解説の更新年度
2025
Checked / 確認日
2026-10-28(job tag データ取得日)

主要な数値職業分類単位の全国値

賃金(年収)
410.6万円
年齢
44.0歳
有効求人倍率
0.95倍
就業者数
359,140人

物差しの両端は掲載21職業の値の最小と最大、灰色の目盛りは他の職業、朱の線がこの職業です。出典: job tag 統計データ欄[3](統計の詳細)

情報の区分

  • ①公式の本文・データで確認: job tag の解説・数値データ、法令の条文、技能検定の実施職種一覧など、出典の本文で確かめた内容
  • ②未検証: 出典の本文で確かめられていない内容。このページには掲載していません
  • ③当サイトの整理: 工程の区切り・設備の種類のまとめ方・職業の近さの計算など。事実ではなく見方の提案です
01

この仕事の要点

① 公式の本文・データで確認

  1. job tag の解説では、切削加工が不要な部分を除去する製造技術であるのに対し、3D プリンター技術(AM 技術)はスライスした 2 次元の層を一枚ずつ積み重ねる「足し算」式の製造技術とされています。[1]
  2. 仕事は、3 次元 CAD でつくった設計データを 3D プリンター用の形式に変換して確かめる「前処理」、造形、サポート材の除去や研磨・バリ取りなどの「後処理」の順に進みます。[1]
  3. 造形方式には液槽光重合・粉末床溶融結合・結合剤噴射・材料噴射・指向性エネルギー堆積・シート積層・材料押出などがあり、造形物に合った方式・製造方法・材料を選べる知識と技術が求められると解説されています。[1]

工程の中の位置(当サイトの整理)

  1. 01 型をつくる
  2. 02 溶かして固める
  3. 03 圧して形にする
  4. 04 削って仕上げる
  5. 05 つなぐ
  6. 06 表面を整える
  7. 07 組み立てる
  8. 08 確かめる
  9. 09 設備を守る
02

他の職業と比べた特徴

job tag 数値データで、掲載21職業の中で値が特に高い・低い項目。

① 公式の本文・データで確認③ 当サイトの整理

job tag 数値データ(ver.7.00)にこの職業の収録がないため、他の職業と比べられません。推測で補っていません。

03

仕事の工程図

job tag の解説を、作業の流れに沿って並べ直しました。

① 公式の本文・データで確認③ 当サイトの整理

  1. 工程 1: 前処理

    造形物の設計図を 3 次元 CAD で作成し、デジタル設計データを 3D プリンター用のデータ形式・構造に変換し、出力・整合性チェックをする

  2. 工程 2: 造形

    造形物に適した方式・製造方法・材料を選び、3D プリンターで造形物を製作する

  3. 工程 3: 後処理

    造形物に付着したサポート材を除去し、表面の研磨やバリ取りなどの仕上げ加工をして完成品にする

工程の区切りと並びは、job tag の解説をもとにした当サイトの整理です。job tag の数値データにはこの職業のタスクが収録されていないため、工程ごとのタスクと実施率はありません。

出典: job tag「3Dプリンター技術者」の解説「どんな職業か」(2025 年度更新・2026-10-30 確認)を当サイトが要約[1]

04

主な造形方式

job tag の解説は、ものづくりの現場で 3D プリンターを操作して試作品や少量生産品を造形する技術者について説明しています。当サイトでは、材料を溶かしたり液体を固めたりして層を積む造形が多いことから「溶かして固める」の工程に置いています(当サイトの整理)。

① 公式の本文・データで確認

A

液槽光重合

job tag の解説に挙げられた主な造形方式の一つ

B

粉末床溶融結合

同上

C

結合剤噴射・材料噴射

同上

D

指向性エネルギー堆積・シート積層・材料押出

同上。これらを組み合わせた新しい方式も開発されている。一つの現場ですべての方式を使うことはなく、造形物に応じた方式とプリンターが用いられる

出典: job tag「3Dプリンター技術者」の解説「どんな職業か」(2025 年度更新・2026-10-30 確認)を当サイトが要約[1]

05

道具と設備

job tag の解説に挙げられた、よく使う道具・機材を設備の種類ごとに。種類から同じ設備を使う職業へ移れます。

① 公式の本文・データで確認③ 当サイトの整理

品番種類job tag の記載同じ種類を使う職業
T-01CAD/CAM・コンピューター情報技術パソコン、データ修正ソフト(3DCAD)金型工、NC工作機械オペレーター、汎用金属工作機械工(旋盤工など)、造船技能者(造船工、船舶艤装工等)、産業用ロボットの設置・設定、検査工(工業製品)、産業用ロボットの保守・メンテナンス
T-02その他3Dプリンター用クライアントソフト—

「job tag の記載」は job tag の解説の「よく使う道具、機材、情報技術等」の欄のとおりです[1]。種類のまとめ方と「同じ種類を使う職業」は当サイトの整理で、掲載21職業の記載どうしを照らし合わせたものです。記載がない道具を使わないという意味ではありません。

06

つくるものと職場

① 公式の本文・データで確認

つくるもの・使われる先

  • 民生機器・自動車関連部品・産業用ロボット部品などの試作品
  • 治具・工具、最終製品
  • 住宅・航空・宇宙・防衛産業、医療分野(人工骨・関節・心臓の弁・人工歯根など)、スポーツ分野、ジュエリーデザイン

勤務先

  • 幅広いものづくり産業・分野のメーカー
  • 3D プリンターの販売代理店(機器の保守・メンテナンスを合わせて行うところもある)
  • メーカーから試作品の製作を受注する会社、3D プリンターの導入のコンサルティングを行う会社

出典: job tag「3Dプリンター技術者」の解説「どんな職業か」(2025 年度更新・2026-10-30 確認)を当サイトが要約[1]

07

働く環境

「仕事の性質」の回答の平均(1〜5。数値が大きいほど、その状況が多い・強い)。

① 公式の本文・データで確認

立ち作業—
座り作業—
空調のきいた屋内作業—
空調のきいていない屋内作業—
屋外作業—
一般的な保護・安全装備の着用—
厳密さ、正確さ—
同一作業の反復—
他者とのかかわり—
グループやチームでの仕事—

出典: job tag 数値データ「仕事の性質」[2]

解説に書かれた職場の様子

  • 技術者としての処遇となり、各企業・組織内の技術者の賃金の幅の中で処遇される
  • ケミカルな樹脂を扱う造形方式などでは、匂いが気になる場面がある

出典: job tag「3Dプリンター技術者」の解説「労働条件の特徴」(2025 年度更新・2026-10-30 確認)を当サイトが要約[1]

08

統計で見る

job tag の統計データ欄の全国値。職業そのものではなく、対応する職業分類の統計です。

① 公式の本文・データで確認

対応する主な職業分類: 厚生労働省編職業分類の「製図工(建物・土木施設を除く)」等
項目全国(職業分類単位)元の統計
就業者数359,140人令和2年国勢調査
賃金(年収)410.6万円令和7年賃金構造基本統計調査
労働時間(月)160時間令和7年賃金構造基本統計調査
年齢44.0歳令和7年賃金構造基本統計調査
1時間当たり賃金(一般労働者)2,013円令和7年賃金構造基本統計調査。残業代・賞与を含む
1時間当たり賃金(短時間労働者)1,215円令和7年賃金構造基本統計調査。残業代・賞与を含まない
求人賃金(月額)27.1万円ハローワーク求人統計 令和7年度
有効求人倍率0.95倍ハローワーク求人統計 令和7年度

出典: job tag「3Dプリンター技術者」の統計データ欄(2026-10-30 確認)。job tag が令和2年国勢調査・令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成した値と、ハローワーク求人統計の値です[3]。都道府県別の値と留意事項は job tag で確認できます。

09

なるには・キャリアの経路

① 公式の本文・データで確認

  1. 01

    入職

    必要な学歴や必須の資格はない。人事異動・配属の一環としてものづくりの部署に配属され、適性を見ながら経験を積むケースが多い

  2. 02

    経験を積む

    現場で経験を積みながら、設計図を作成するためのデータ修正ソフトの活用を習得し、完成品の善し悪しを見る目を養う

  3. 03

    その先

    ある程度汎用性が利くものづくりの技術であることから、経験を積むと転職や中途採用のときに有利とされる

出典: job tag「3Dプリンター技術者」の解説「就くには」(2025 年度更新・2026-10-30 確認)を当サイトが要約[1]

学歴(この職業で働く人が多いと感じる学歴)

入職後の訓練期間

周囲の特別なサポートがなくても仕事ができるようになるまでの期間(回答の割合・上位3)

入職前の訓練期間が「特に必要ない」: データなし[2]。必須の条件ではありません。

これからの変化

  • ものづくり技術のトップランナーとして技術の進歩が著しく、ものづくり産業を大きく変えていく可能性があるとされる

出典: job tag「3Dプリンター技術者」の解説「労働条件の特徴」(2025 年度更新・2026-10-30 確認)を当サイトが要約[1]

未経験から選ぶ: 入職前の訓練・一人前までの期間・体への負担を全職業で比べる

10

知識・スキル・興味

job tag「しごと能力プロフィール」の平均値(上位6項目)と、この職業で働く人の興味の型。

① 公式の本文・データで確認

知識(0〜5)

データなし

スキル(0〜7)

job tag 数値データ(ver.7.00)でこの職業のスキル値は空欄です。推測で補っていません。

[2]

必要とされる知識

  • 造形方式・工法、材料による工程の違い
  • 切削加工・金型成形・AM 技術のそれぞれの特徴
  • 安全の確保(可燃性溶剤、粉塵爆発、発火しやすい金属)

求められる資質

  • 機械に触れることが好き
  • 年々進歩する先進技術を積極的に学ぶ

出典: job tag「3Dプリンター技術者」の解説「就くには」(2025 年度更新・2026-10-30 確認)を当サイトが要約[1]

興味の型

job tag 数値データでこの職業の「興味」の値は空欄です。推測で補っていません。

11

資格・講習・法令

法令で決まっている要件(朱)と、技能の証明として評価される資格(青)を分けています。法令の要件は、その業務を行う場合にだけ関係します。

① 公式の本文・データで確認

団体等の資格

3Dプリンター活用技術検定試験

必須ではない。job tag の解説で関連の資格として挙げられている民間の検定。job tag の解説で関連の資格として挙げられている民間の検定[4]

job tag に掲載されている関連資格

3Dプリンター活用技術検定試験[1]

job tag の関連資格欄の一覧です。当サイトで制度の詳細を確認したものは上の表に載せています。

関係する団体・機関

job tag の解説データの「関連団体」欄の一覧(名称とリンク先は job tag の記載のまま)[1]。資格・講習・業界の最新の情報は、各団体の案内で確認してください。

資格・講習・法令の一覧(条文の位置と対象の職業)

免許を受けた者や技能講習を修了した者など、決められた資格を持つ人でなければ事業者が就かせてはならない業務(労働安全衛生法 第61条第1項・施行令 第20条)。 危険・有害な業務に労働者を就かせるときに、事業者が行わなければならない安全衛生の特別の教育(労働安全衛生法 第59条第3項・労働安全衛生規則 第36条)。 具体的に必要な教育・資格は、業務の内容と勤務先の指示で確認してください。

12

よくある質問

① 公式の本文・データで確認

3D プリンター技術者に資格は必要ですか?

job tag の解説では、必要な学歴や必須の資格はないとされ、関連の資格として「3Dプリンター活用技術検定試験」(一般社団法人コンピュータ教育振興協会)が挙げられています。

切削加工や金型成形と何が違いますか?

job tag の解説では、切削加工は切る・削ることで不要な部分を除去する製造技術、3D プリンター技術は層を積み重ねる「足し算」式の製造技術とされています。金型をつくる必要がある試作に比べ、試作品を早ければ即日〜数日で製作でき、手直しの要望にもすぐ対応できることが最大の強みとされています。

13

近い職業と、その理由

技能・知識の得意な項目の並びが似ている順。共通する項目・設備・工程を根拠として示します。

③ 当サイトの整理

  1. 金型工J-01-01

    同じ種類の設備: CAD/CAM・コンピューター。隣り合う工程。

    比較表で並べる
  2. 同じ工程。

    比較表で並べる
  3. 同じ工程。

    比較表で並べる

job tag 数値データにこの職業の収録がないため、技能・知識の近さは計算していません。上の職業は、同じ種類の設備と工程の共通点で選んでいます。

近さは、job tag の製造の仕事に関わるスキル 22 項目と知識 12 項目の値を、掲載21職業の中で標準化して比べた値です(−1〜1。1 に近いほど得意な項目の並びが似ている)。当サイトの計算で、仕事の難しさや待遇の近さではありません[2]。

違いを解説したページ

職業マップで、3Dプリンター技術者と他の職業の関係を見る

出典

  1. [1]独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月28日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成 shigoto.mhlw.go.jp/User/download
    利用条件: job tag 利用規約 第9条(ダウンロードデータは編集・加工・再集計等の二次利用が可能。ファイル名・バージョンを含む出典の記載が必要)
  2. [2]独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月28日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成 shigoto.mhlw.go.jp/User/download
    利用条件: job tag 利用規約 第9条(同上)
  3. [3]出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト)。job tag の注記による元の統計:令和2年国勢調査、令和7年賃金構造基本統計調査(いずれも job tag が加工して作成)、ハローワーク求人統計(令和7年度) shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/
    利用条件: job tag 利用規約 第8条(出典を明示した引用)。数値は職業ではなく職業分類単位の統計
  4. [4]一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)「3Dプリンター活用技術検定試験(公式サイト)」(2026-10-30 確認) www.acsp.jp/3dp/

本文は上記の資料を当サイトが要約したものです(job tag の解説文の転載ではありません)。タスク・数値・別名・関連資格は job tag のダウンロードデータを加工して掲載しています。