J-04-02 / 04 削って仕上げる / Manual Machinist

汎用金属工作機械工(旋盤工など)

別名: 旋盤工、ボール盤工、フライス盤工、研削盤工、仕上機械工[1]

旋盤・ボール盤・フライス盤・研削盤など、ハンドルやレバーで操作する工作機械で金属を削り、規定の形状と寸法に仕上げる仕事。加工の順番や刃物を考える「段取り」が要になります。

Code / 図番
J-04-02
Stage / 工程
04 削って仕上げる
job tag 掲載名
汎用金属工作機械工(旋盤工、ボール盤工等)
統計の対応分類
汎用金属工作機械工
解説の更新年度
2023
Checked / 確認日
2026-10-28(job tag データ取得日)

主要な数値職業分類単位の全国値

賃金(年収)
483.9万円
年齢
42.8歳
有効求人倍率
2.84倍
就業者数
152,140人

物差しの両端は掲載12職業の値の最小と最大、灰色の目盛りは他の職業、朱の線がこの職業です。出典: job tag 統計データ欄[3](統計の詳細)

01

この仕事の要点

  1. job tag によると、プログラムが不要で小回りが利くため、小ロット品・試作品・特注品の製作で強みを発揮しています。[1]
  2. 大企業で機械の分担が分かれている場合を除き、一人で複数種類の汎用工作機械を使いこなすことが多く、NC工作機械も扱う場合があります。[1]
  3. 目の前で刃物や主軸が回転するため、作業中の安全に特に注意が必要と解説されています。[1]

工程の中の位置(当サイトの整理)

  1. 01 型をつくる
  2. 02 溶かして固める
  3. 03 圧して形にする
  4. 04 削って仕上げる
  5. 05 つなぐ
  6. 06 表面を整える
  7. 07 組み立てる
  8. 08 確かめる
  9. 09 設備を守る
02

仕事の流れ(タスク)

job tag のタスク一覧。右の数字は、この職業で働く人のうちそのタスクを実施している人の割合(実施率)です。

  1. 社内の指示書やCADデータの発注図面等を確認する。58.1%
  2. 必要な加工の種類、使用する工作機械や刃物、加工の順番等について頭の中でシミュレーションを行い、適切な段取りを組む。80.6%
  3. 「段取りを組む」作業で難度の高いものについて、社内で相談したりチームで検討する。74.2%
  4. 護身用品を身に着ける。80.6%
  5. 工作機械に刃物をセットする。93.5%
  6. 工作機械に材料をセットする。95.2%
  7. 切削速度や主軸回転数等、工作機械の設定を行う。93.5%
  8. ハンドルやレバー等の操作によって実際の加工を行う。95.2%
  9. 作業途中や作業後には、狙いどおりの寸法・精度が出ているかどうか測定する。93.5%
  10. 工作機械の手入れや清掃を行う。98.4%
  11. 製品によって、工具を用いた罫書やポンチ打ちを行う。85.5%
  12. 製品によって、折曲げ加工、洗浄、研磨等を行う。90.3%
  13. グループリーダー等として、グループ内への指示・とりまとめや他部署との調整等を行う。71.0%

job tag の注記のとおり、並び順は必ずしも実際の作業順ではありません。[2]

03

働く環境

「仕事の性質」の回答の平均(1〜5。数値が大きいほど、その状況が多い・強い)。

立ち作業3.9
座り作業2.2
空調のきいた屋内作業3.4
空調のきいていない屋内作業2.8
屋外作業1.8
一般的な保護・安全装備の着用3.6
厳密さ、正確さ3.9
同一作業の反復3.3
他者とのかかわり3.6
グループやチームでの仕事3.0

出典: job tag 数値データ「仕事の性質」[2]

04

統計で見る

job tag の統計データ欄の全国値。職業そのものではなく、対応する職業分類の統計です。

対応する主な職業分類: 厚生労働省編職業分類の「汎用金属工作機械工」等
項目全国(職業分類単位)元の統計
就業者数152,140人令和2年国勢調査
賃金(年収)483.9万円令和7年賃金構造基本統計調査
労働時間(月)166時間令和7年賃金構造基本統計調査
年齢42.8歳令和7年賃金構造基本統計調査
1時間当たり賃金(一般労働者)2,191円令和7年賃金構造基本統計調査。残業代・賞与を含む
1時間当たり賃金(短時間労働者)1,312円令和7年賃金構造基本統計調査。残業代・賞与を含まない
求人賃金(月額)24.5万円ハローワーク求人統計 令和7年度
有効求人倍率2.84倍ハローワーク求人統計 令和7年度

NC工作機械オペレーターと、就業者数・賃金・労働時間・年齢に同じ統計値が掲載されています。対応する統計上の分類が共通のためで、これらの項目では職業の間の差は読み取れません(ハローワークの求人統計は値が異なります)。

出典: job tag「汎用金属工作機械工(旋盤工、ボール盤工等)」の統計データ欄(2026-10-28 確認)。job tag が令和2年国勢調査・令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成した値と、ハローワーク求人統計の値です[3]。都道府県別の値と留意事項は job tag で確認できます。

05

なるには・育成

入職の前に確認すること

  1. 入職に必須となる学歴や資格はない、と job tag は解説しています。[1]
  2. 多くの事業所では、実際の製品を扱いながらマンツーマンの OJT で覚え、一つの機械に習熟するまで数か月から数年かかるとされています。[1]
  3. 研削盤を扱う場合は、研削といしの取替え・試運転の特別教育が関係します。[1]

学歴(この職業で働く人が多いと感じる学歴)

高卒53.2
大卒25.8
専門学校卒11.3
高卒未満8.1
高専卒1.6
短大卒0.0
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)0.0
博士課程卒0.0

入職後の訓練期間

周囲の特別なサポートがなくても仕事ができるようになるまでの期間(回答の割合・上位3)

1ヶ月超~6ヶ月以下16.1
6ヶ月超~1年以下16.1
1年超~2年以下12.9

入職前の訓練期間が「特に必要ない」: 38.7%[2]。必須の条件ではありません。

06

知識とスキル

job tag「しごと能力プロフィール」の平均値(上位6項目)。

知識(0〜5)

機械2.95
生産・加工2.82
設計1.85
数学1.71
工学1.63
ビジネスと経営1.42

スキル(0〜7)

指導3.48
道具、機器、設備の選択3.24
読解力3.12
傾聴力3.12
説明力3.08
他者との調整3.00

[2]

07

資格・講習・法令

法令で決まっている要件(朱)と、技能の証明として評価される資格(青)を分けています。法令の要件は、その業務を行う場合にだけ関係します。

特別教育

研削といしの取替え等の業務

研削盤の研削といしを取り替える・試運転する場合。対象: 研削といしの取替え、または取替え時の試運転の業務。[5]

労働安全衛生規則 第36条第1号

技能検定(国家検定)

機械加工技能士

技能の証明として(普通旋盤作業・フライス盤作業・平面研削盤作業など)。令和8年度: 前期に1・2級と3級(一部の作業)、後期に特級と3級(普通旋盤作業)。[6]

job tag に掲載されている関連資格

特級機械加工技能士、1級機械加工技能士、2級機械加工技能士、3級機械加工技能士、機械研削盤といし取替え・試運転業務特別教育[1]

job tag の関連資格欄の一覧です。当サイトで制度の詳細を確認したものは上の表に載せています。

免許を受けた者や技能講習を修了した者など、決められた資格を持つ人でなければ事業者が就かせてはならない業務(労働安全衛生法 第61条第1項・施行令 第20条)。 危険・有害な業務に労働者を就かせるときに、事業者が行わなければならない安全衛生の特別の教育(労働安全衛生法 第59条第3項・労働安全衛生規則 第36条)。 具体的に必要な教育・資格は、業務の内容と勤務先の指示で確認してください。

08

よくある質問

旋盤工の技能を証明する資格は?

厚生労働省の技能検定「機械加工技能士」です。令和8年度の実施職種一覧では、普通旋盤作業・フライス盤作業・平面研削盤作業などの作業ごとに試験が分かれています。job tag は必須ではないものの、資格手当や転職で有利に働くことがあると解説しています。

どんな人に向いていますか?

job tag は、手先が器用でものづくりが好き、集中して根気よく取り組めること、図形を立体的に理解する力や段取りを組む力を挙げています。

09

汎用金属工作機械工(旋盤工など)とNC工作機械オペレーターを比べる

出典

  1. [1]独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月28日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成 shigoto.mhlw.go.jp/User/download
    利用条件: job tag 利用規約 第9条(ダウンロードデータは編集・加工・再集計等の二次利用が可能。ファイル名・バージョンを含む出典の記載が必要)
  2. [2]独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月28日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成 shigoto.mhlw.go.jp/User/download
    利用条件: job tag 利用規約 第9条(同上)
  3. [3]出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト)。job tag の注記による元の統計:令和2年国勢調査、令和7年賃金構造基本統計調査(いずれも job tag が加工して作成)、ハローワーク求人統計(令和7年度) shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/
    利用条件: job tag 利用規約 第8条(出典を明示した引用)。数値は職業ではなく職業分類単位の統計
  4. [4]e-Gov 法令検索(デジタル庁)「労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)第14条・第59条第3項・第61条第1項」(2026-10-28 確認) laws.e-gov.go.jp/law/347AC0000000057
  5. [5]e-Gov 法令検索(デジタル庁)「労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号)第36条」(2026-10-28 確認) laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000032
  6. [6]中央職業能力開発協会(JAVADA)「令和8年度 技能検定(前期)実施職種(作業)一覧/同(後期)」(2026-10-28 確認) www.javada.or.jp/jigyou/gino/giken/giken_jisshi_itiran.html

本文は上記の資料を当サイトが要約したものです(job tag の解説文の転載ではありません)。タスク・数値・別名・関連資格は job tag のダウンロードデータを加工して掲載しています。