Guide / 未経験の方へ

未経験から製造業の仕事を選ぶ

未経験で応募できるかどうかは、最終的には求人ごとの条件で決まります。このページでは、公的なデータで事前に確かめられる「入職前の準備」「入職後に一人前になるまで」「法令で必要になる教育」「働く環境」を、掲載12職業で並べました。

01

入職前の訓練がなくても就けると答えた人の割合

job tag の調査で、その職業で働く人が「入職前の訓練期間(学歴を除く)は特に必要ない」と答えた割合。高いほど、入職前の準備なしで就いた・就けると考える人が多い職業です。

必須の条件ではなく、働いている人の回答の割合です。[2]

02

入職後、一人で仕事ができるまでの期間

「周囲の特別なサポートがなくても仕事ができるようになるまでの期間」で最も多かった回答。

入職後の訓練期間で最も多い回答
職業最も多い回答その割合
金型工3年超~5年以下20.8%
鋳造工/鋳造設備オペレーター1ヶ月超~6ヶ月以下20.0%
金属プレス工必要でない(未経験でも即戦力となる)22.2%
プラスチック成形必要でない(未経験でも即戦力となる)18.0%
NC工作機械オペレーター6ヶ月超~1年以下16.9%
汎用金属工作機械工(旋盤工など)1ヶ月超~6ヶ月以下16.1%
溶接工1年超~2年以下20.4%
めっき工1ヶ月超~6ヶ月以下36.2%
生産用機械組立1ヶ月超~6ヶ月以下24.0%
電子機器組立1ヶ月超~6ヶ月以下24.4%
検査工(工業製品)1ヶ月超~6ヶ月以下35.8%
産業用ロボットの保守・メンテナンス3年超~5年以下21.6%

回答は 10 区分。最多回答の割合が低い職業は、回答がばらついています。[2]

03

業務によって法令の教育・資格が必要になる職業

未経験でも就ける職業でも、担当する作業によっては事業者が行う特別教育や、資格がないと就けない業務(就業制限)があります。

  • 特別教育 アーク溶接等の業務(金型の修復などでアーク溶接を行う場合・労働安全衛生規則 第36条第3号)
  • 特別教育 動力プレスの金型等の取付け・調整の業務(動力プレスの金型・安全装置を取り付け・調整する場合・労働安全衛生規則 第36条第2号)
  • 作業主任者 プレス機械作業主任者(動力プレス機械を5台以上持つ事業場で事業者が選任する場合・労働安全衛生法施行令 第6条第7号)
  • 特別教育 研削といしの取替え等の業務(摩耗した金型を平面研削盤で修復し、といしを取り替える場合・労働安全衛生規則 第36条第1号)
  • 特別教育 研削といしの取替え等の業務(研削盤の研削といしを取り替える・試運転する場合・労働安全衛生規則 第36条第1号)
  • 特別教育 研削といしの取替え等の業務(研削盤の研削といしを取り替える・試運転する場合・労働安全衛生規則 第36条第1号)
  • 特別教育 アーク溶接等の業務(アーク溶接機で溶接・溶断を行う場合・労働安全衛生規則 第36条第3号)
  • 就業制限業務 可燃性ガスと酸素による溶接・溶断・加熱の業務(可燃性ガスと酸素で溶接・溶断・加熱を行う場合・労働安全衛生法施行令 第20条第10号)
  • 作業主任者 ガス溶接作業主任者(アセチレン溶接装置などを用いる作業で事業者が選任する場合・労働安全衛生法施行令 第6条第2号)
  • 特別教育 つり上げ荷重5トン未満のクレーンの運転(つり上げ荷重5トン未満のクレーンを運転する場合・労働安全衛生規則 第36条第15号)
  • 就業制限業務 つり上げ荷重5トン以上のクレーンの運転(つり上げ荷重5トン以上のクレーンを運転する場合・労働安全衛生法施行令 第20条第6号)
  • 作業主任者 特定化学物質作業主任者(特定化学物質を取り扱う作業で事業者が選任する場合・労働安全衛生法施行令 第6条第18号)
  • 作業主任者 有機溶剤作業主任者(有機溶剤を取り扱う作業で事業者が選任する場合・労働安全衛生法施行令 第6条第22号)
  • 特別教育 つり上げ荷重5トン未満のクレーンの運転(つり上げ荷重5トン未満のクレーンを運転する場合・労働安全衛生規則 第36条第15号)
  • 就業制限業務 つり上げ荷重5トン以上のクレーンの運転(つり上げ荷重5トン以上のクレーンを運転する場合・労働安全衛生法施行令 第20条第6号)
  • 特別教育 最大荷重1トン未満のフォークリフトの運転(最大荷重1トン未満のフォークリフトを運転する場合・労働安全衛生規則 第36条第5号)
  • 就業制限業務 最大荷重1トン以上のフォークリフトの運転(最大荷重1トン以上のフォークリフトを運転する場合・労働安全衛生法施行令 第20条第11号)
  • 特別教育 産業用ロボットの教示等の業務(ロボットの可動範囲内で教示等を行う場合・労働安全衛生規則 第36条第31号)
  • 特別教育 産業用ロボットの検査等の業務(運転中のロボットの可動範囲内で検査・修理・調整等を行う場合・労働安全衛生規則 第36条第32号)

危険・有害な業務に労働者を就かせるときに、事業者が行わなければならない安全衛生の特別の教育(労働安全衛生法 第59条第3項・労働安全衛生規則 第36条)。[3] 応募の前に、担当する作業と、入社後の教育の有無を勤務先に確認すると確実です。

04

体への負担に関わる「仕事の性質」

job tag の「仕事の性質」の平均(1〜5)。数値が大きいほど、その状況が多い・強いと回答されています。

仕事の性質(立ち作業の多い順)
職業立ち作業空調のきいていない屋内作業保護・安全装備の着用
鋳造工/鋳造設備オペレーター4.44.14.8
NC工作機械オペレーター4.12.63.5
汎用金属工作機械工(旋盤工など)3.92.83.6
めっき工3.93.44.0
溶接工3.93.84.3
金属プレス工3.83.13.3
プラスチック成形3.42.92.9
生産用機械組立3.42.73.2
検査工(工業製品)3.32.12.6
産業用ロボットの保守・メンテナンス3.33.13.8
金型工3.22.33.2
電子機器組立3.21.62.6

[2]平均値の小さな差(0.2〜0.3 程度)で職業の違いを判断しないでください。

05

技能を証明する資格は、入職後に取るもの

技能検定は原則として実務経験が受検の条件で、就業の条件ではありません。

中央職業能力開発協会によると、技能検定の受検資格は原則として検定職種の実務経験で、目安は2級が2年以上、1級が7年以上です。3級は実務経験の要件が緩和され、6か月に満たない場合も受検できます[6]。

掲載職業のうち、技能検定の対象職種がある職業は 11 職業です。各職業ページの「資格・講習・法令」で、令和8年度の実施状況を確認できます。

資格と法令の一覧

06

気になる職業を比べる

上の表で気になった職業は、比較表で統計・育成・資格を並べて確かめられます。

職業一覧から選ぶ

出典

  1. [1]独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月28日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成 shigoto.mhlw.go.jp/User/download
    利用条件: job tag 利用規約 第9条(ダウンロードデータは編集・加工・再集計等の二次利用が可能。ファイル名・バージョンを含む出典の記載が必要)
  2. [2]独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月28日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成 shigoto.mhlw.go.jp/User/download
    利用条件: job tag 利用規約 第9条(同上)
  3. [3]e-Gov 法令検索(デジタル庁)「労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)第14条・第59条第3項・第61条第1項」(2026-10-28 確認) laws.e-gov.go.jp/law/347AC0000000057
  4. [4]e-Gov 法令検索(デジタル庁)「労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号)第36条」(2026-10-28 確認) laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000032
  5. [5]e-Gov 法令検索(デジタル庁)「労働安全衛生法施行令(昭和47年政令第318号)第6条・第20条」(2026-10-28 確認) laws.e-gov.go.jp/law/347CO0000000318
  6. [6]中央職業能力開発協会(JAVADA)「技能検定の概要」(2026-10-28 確認) www.javada.or.jp/jigyou/gino/giken.html

このページの表は、job tag 数値データの値を並べ替えたものです(加算・推計はしていません)。求人の条件・給与は掲載していません。