Compare / J-05-01 × J-03-01

溶接工と金属プレス工の違い

job tag で類似する職業として示される組み合わせ。job tag の公開データと法令の資料から、同じ項目で並べました。

01

要点

  1. 溶接工は「つなぐ」、金属プレス工は「圧して形にする」の工程に位置づけています(当サイトの整理)。
  2. job tag の統計データ欄の賃金(年収)は、溶接工の対応分類が454.7万円、金属プレス工の対応分類が458.1万円です(令和7年賃金構造基本統計調査を job tag が加工。職業分類単位の値)。
  3. 法令上の教育・資格が関わる業務は、溶接工ではアーク溶接等の業務、可燃性ガスと酸素による溶接・溶断・加熱の業務、ガス溶接作業主任者、つり上げ荷重5トン未満のクレーンの運転、つり上げ荷重5トン以上のクレーンの運転、金属プレス工では動力プレスの金型等の取付け・調整の業務、プレス機械作業主任者、研削といしの取替え等の業務です(いずれも、その業務を行う場合)。

溶接工

金属材料を熱で溶かしてつなぐ仕事。手で溶接棒を動かす手溶接、ワイヤが自動で送られる半自動溶接、設備を操作・監視する自動溶接があり、建築物・橋・船・タンクなどの製作を支えます。

金属プレス工

プレス機械に金型を取り付け、金属板を打ち抜く・曲げる・絞るなどして成形する仕事。試し打ちで寸法を確かめて金型を調整し、量産では自動プレス機の操作と監視も担います。

02

比較表

溶接工 と 金属プレス工 の比較
項目J-05-01溶接工J-03-01金属プレス工
仕事
工程上の位置出典: 当サイトの整理05 つなぐ03 圧して形にする
仕事の概要出典: job tag 数値データ ver.7.00熱を利用して金属材料を接合する溶接を行う。プレス機に製品の原型となる金型を取り付け、材料に圧力を加え、打ち抜いたり、曲げたり、絞ったりして、様々な形に成形する。
実施率の高いタスク上位3件
  • トーチのノズルを掃除する。(91.5%)
  • 溶接棒の代わりにコイル状に巻いたワイヤを溶接トーチにつないで溶接を行う。(86.4%)
  • 周囲に注意しながら、クレーンを操作する。(84.8%)
  • プレス機の保守・点検を行う。(97.5%)
  • 加工する材料を下型のネスト(つき当て)の中に入れ、試し打ちのため、プレス機を操作する。(95.0%)
  • 試作品の寸法・精度を測定器で測定する。(95.0%)
統計(職業分類単位)
就業者数人・令和2年国勢調査出典: job tag 統計データ欄163,710最大61,420
賃金(年収)万円・令和7年賃金構造基本統計調査454.7458.1最大
労働時間時間/月・同上167167
年齢歳・同上41.842.7最大
求人賃金(月額)万円・ハローワーク 令和7年度26.0最大23.6
有効求人倍率倍・ハローワーク 令和7年度2.673.72最大
統計が対応する職業分類金属溶接・溶断工金属プレス工
入職と育成
学歴(最も多い回答)出典: job tag 数値データ ver.7.00高卒 71.4%高卒 71.1%
入職前の訓練が「特に必要ない」回答の割合46.9%48.9%最大
入職後の訓練期間(最も多い回答)1年超~2年以下 20.4%必要でない(未経験でも即戦力となる) 22.2%
正規の職員・従業員就業形態の回答割合(複数回答)87.8%最大71.1%
仕事の性質(1〜5)
立ち作業1〜5出典: job tag 数値データ ver.7.003.9最大3.8
座り作業1〜52.32.5最大
空調のきいていない屋内作業1〜53.8最大3.1
屋外作業1〜52.1最大1.3
一般的な保護・安全装備の着用1〜54.3最大3.3
厳密さ、正確さ1〜53.43.7最大
同一作業の反復1〜53.13.6最大
他者とのかかわり1〜53.33.8最大
スキルと知識
スキル(上位3)0〜7出典: job tag 数値データ ver.7.00
  • 傾聴力 2.92
  • 修理 2.71
  • 道具、機器、設備の選択 2.65
  • 傾聴力 3.08
  • クオリティチェック 3.05
  • 読解力 2.83
知識(上位3)0〜5
  • 生産・加工 2.41
  • 機械 2.27
  • 設計 1.69
  • 生産・加工 2.69
  • 機械 1.98
  • 工学 1.44
資格・法令
法令上の教育・資格が関わる業務業務の内容による出典: 労働安全衛生法令
  • アーク溶接等の業務
    労働安全衛生規則 第36条第3号・アーク溶接機で溶接・溶断を行う場合
  • 可燃性ガスと酸素による溶接・溶断・加熱の業務
    労働安全衛生法施行令 第20条第10号・可燃性ガスと酸素で溶接・溶断・加熱を行う場合
  • ガス溶接作業主任者
    労働安全衛生法施行令 第6条第2号・アセチレン溶接装置などを用いる作業で事業者が選任する場合
  • つり上げ荷重5トン未満のクレーンの運転
    労働安全衛生規則 第36条第15号・つり上げ荷重5トン未満のクレーンを運転する場合
  • つり上げ荷重5トン以上のクレーンの運転
    労働安全衛生法施行令 第20条第6号・つり上げ荷重5トン以上のクレーンを運転する場合
  • 動力プレスの金型等の取付け・調整の業務
    労働安全衛生規則 第36条第2号・動力プレスの金型・安全装置を取り付け・調整する場合
  • プレス機械作業主任者
    労働安全衛生法施行令 第6条第7号・動力プレス機械を5台以上持つ事業場で事業者が選任する場合
  • 研削といしの取替え等の業務
    労働安全衛生規則 第36条第1号・摩耗した金型を平面研削盤で修復し、といしを取り替える場合
技能の証明になる資格出典: 技能検定・団体資格
  • 溶接技能者(溶接技能者評価試験)
    団体等の資格・溶接の技能を証明する資格として
  • 金属プレス加工技能士
    技能検定(国家検定)・技能の証明として
同じ統計値(分類が共通)データなし(理由を表示)
  • 統計は職業ではなく、job tag が対応づけた職業分類の値です。分類が共通の職業どうしは同じ値になり、差は読み取れません。
  • 「仕事の性質」「スキル」「知識」は job tag の調査回答の平均値です。数値の差が小さい場合、違いがあるとは言い切れません。
  • 法令上の教育・資格は、その業務を行う場合にだけ関係します。
  • 「最大」は比較中の職業で値が最も大きいものです。大きいほど良いという意味ではありません。

3つ目の職業を加えて比べる

出典

  1. [1]独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月28日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成 shigoto.mhlw.go.jp/User/download
    利用条件: job tag 利用規約 第9条(同上)
  2. [2]出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト)。job tag の注記による元の統計:令和2年国勢調査、令和7年賃金構造基本統計調査(いずれも job tag が加工して作成)、ハローワーク求人統計(令和7年度) shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/
    利用条件: job tag 利用規約 第8条(出典を明示した引用)。数値は職業ではなく職業分類単位の統計
  3. [3]e-Gov 法令検索(デジタル庁)「労働安全衛生法施行令(昭和47年政令第318号)第6条・第20条」(2026-10-28 確認) laws.e-gov.go.jp/law/347CO0000000318
  4. [4]e-Gov 法令検索(デジタル庁)「労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号)第36条」(2026-10-28 確認) laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000032
  5. [5]中央職業能力開発協会(JAVADA)「令和8年度 技能検定(前期)実施職種(作業)一覧/同(後期)」(2026-10-28 確認) www.javada.or.jp/jigyou/gino/giken/giken_jisshi_itiran.html